令和3年第7回妙高市議会定例会が、令和3年11月30日に開催された。
本会議では、市長の入村明氏が条例や予算に関する計29件を提案した。
その中には、過疎地域の持続的発展計画に関する議案や、各種条例の改正が含まれている。
今回は特に、議案第79号に注目が集まった。入村市長は「過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づいて、過疎地域の振興を図るための指針を策定したい」とコメント。
この計画に関して、宮澤一照議員は「交通手段の確保が重要」と訴え、地域の交通の実情を踏まえた改善を要望した。
宮澤議員はトキめき鉄道との連携を強調し、「最近は天候の影響で電車が止まることが多く、通学や通勤に支障が出ている」と指摘。
この点について、葭原利昌企画政策課長は「鉄道の運行問題はトキめき鉄道に申し入れを行っている」と現状を報告した。
新たな発展に向けた適切な対応を期待する、市民の意見を反映する姿勢が示された。
次に重要な議案は、第70号、議員の報酬や費用弁償に関する改正である。入村市長は「国の人事院勧告に準じて、議員報酬を0.1ヶ月分減額したい」と提案した。
これは国と地方の報酬バランスを反映するものであり、後の質疑では特に議会の透明性と公平性が強調された。
議案第77号は、妙高市コミュニティスポーツセンター条例の改正案である。入村市長は「新光電気工業株式会社との協定に従い、敷地を売却するため改正したいと述べた。
他にも、各種補正予算が提案され、各委員会によって審議される予定である。特に重点を置くべきは、地域の健全な経済と生活環境を維持するために必要な条項であり、今後の実施状況が注目される。