令和5年第5回妙高市議会定例会が9月21日に開かれた。
会議は、まず議事日程に基づいて進行し、署名議員の指名を行った。続いて、21件の議案が一括して審議され、各委員会からの報告が行われた。
最初に審査された議案第44号から第64号までの決算認定案は、前年度の歳入歳出実績に基づく審査となる。
総務文教委員会の天野京子委員長は、議案第44号の決算に関して「職員能力発揮事業への取り組み」や「スマート自治体推進事業におけるドローンによる支援物資の搬送実験」について報告した。特に、ドローンによる物資搬送実験では、KDDIとの協力により具体的な成果があったとする。
また、議案第60号に関する質疑では、条例の改正について詳細が問われ、地域住民の個人情報の取り扱いに関する市の方針が明確化された。
次に、発議についても議論が行われ、「私立高校の公費増額を求める意見書」「30人以下学級実現の意見書」「北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書」の3件が原案通りに可決された。
特に、後期高齢者医療特別会計の決算認定に関して議論が活発に行われた。霜鳥榮之議員が制度に対する反対意見を述べる一方で、渡部道宏議員は制度の必要性を訴え、多様な証言が議場に響いた。議題は結局、賛成多数で認定された。
議会は今後も引き続き、地域の実情に即した政策を検討し、保証することが重要であるとしたい。