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妙高市議会で観光資源の磨き上げとユニバーサルツーリズム推進が議論に

妙高市議会の定例会で植木茂議員が地域観光資源やユニバーサルツーリズムについて質問。市長は支援体制を強化する意向を示した。
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令和5年6月2日に開催された第3回妙高市議会定例会では、重要な問題が数多く取り上げられた。

特に、植木茂議員の一般質問は、地域観光資源の磨き上げと域内連携、さらにユニバーサルツーリズムの推進について焦点を当てていた。

植木議員は、観光庁の取り組みを引用し、地域観光資源の強化が景気回復につながることを強調した。現在、全国的に旅行者のニーズが多様化しているため、地域特有の資源を磨き上げることが必要であると述べ、観光業における事業者間の連携を促進する重要性を訴えた。市長の城戸陽二氏も賛同し、地域支援体制として妙高ツーリズムマネジメントとの連携を進めていると説明した。

続いて、ユニバーサルツーリズムの推進についても議論された。これは高齢者や障がい者が安心して旅行を楽しむための取り組みで、地域全体でその環境を整える必要がある。植木議員は、特に宿泊施設のバリアフリー化や、専門人材の育成を提案し、旅行者が安心して訪れることができる地域づくりを求めた。また、城戸市長は、自身もこの理念の重要性を認識しており、関係機関へ働きかける考えを示した。

さらに、別の議員からは空き家問題と移住対策についての質問が出された。急激な人口減少が進む中、増加する空き家を有効活用するための方策が求められている。現在、妙高市では空き家情報登録制度を運用しており、移住者を誘致するための魅力向上が必要であると強調された。市長は、空き家が活用されることで地域活性化が進むという見解を示し、取り組みの強化を約束した。

最後に、山岳やスキー遭難事故防止策も議題に上がった。市には多くの観光客が訪れるが、その一方で遭難事故が増加しているため、対策の強化が求められる。市と地元警察は協力し、登山道の安全性や遭難防止のための活動を積極的に進めている。

これらの問題は、今後の妙高市の発展や観光業の活性化において重要な役割を果たす。地域資源の活用や観光施策の充実が、住民の生活向上にも寄与することが期待されている。

議会開催日
議会名令和5年第3回妙高市議会定例会
議事録
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