令和４年１２月１２日、妙高市議会での一般質問において、城戸市長が先日就任したばかりだが重要なテーマについて述べた。議員からの質問は、人口減少やごみ収集に関する施策、さらに新図書館等の複合施設に関する進捗が中心であった。議会では、来るべき未来に向けた市の施策についての具体的な姿が求められている。
まず、妙高市の人口減少問題に対する取り組みが話題となった。天野京子議員は市長に対し、人口減少の具体的な施策や意気込みを尋ねた。城戸市長は、地域経済の縮小や税収の減少などが懸念される中、地方分散型社会への転換が急務であると強調した。地域住民同士の支え合いによる共生社会実現に向けた施策を推進する必要があるとの見解を示した。人口問題は根深い課題であり、今後の妙高市の発展を担う分野である。
次に、天野議員は新ごみ袋の導入に関し、市民への理解を進める必要性を訴えた。来春からの導入に向けて市民の理解が進んでいるかどうか、また高齢者の負担軽減策はどうなるのかとの質問に対し、城戸市長は市全体での説明会の開催を通じ、市民に適正化についての理解を促進する計画を表明した。しかし、制度変更に伴い、有料化とごみ収集回数の減少に関する不安を市民に訴える必要があるとも述べた。
さらに、議会では新図書館等複合施設の進捗についても質問があった。天野議員は市民のニーズに合った施設を整備する必要性を訴え、教育長は新図書館の整備を通じた地域活性化の見解を示した。近年の都市機能分散や高齢化の進展を背景に、さまざまな市民ニーズに応える取り組みが蓄積されつつある。
結論として、妙高市は人口減少の克服やごみ処理問題、新図書館の進捗に関し、関係者や市民の協力を得ながら取り組んでいく姿勢を明確にした。市長は市民とともに、持続可能な発展を目指し、施策の実行に努める必要性を表明している。市の未来や市民生活に資する施策の進展が期待される。