令和5年第2回妙高市議会定例会の第3日目が実施され、議事日程に沿った進行が行われた。本日は、特に一般質問での議員の活発な意見が目立つ内容となった。
議事の最初に、会議録署名議員として13番の関根正明議員と12番の横尾祐子議員が指名された。
続いて、例月出納検査の結果について、議長の佐藤栄一氏が監査委員からの報告を基に、令和5年1月末現在の出納検査の結果が配布された。特に不正は見つからなかったようであるが、細かい点については今後の検討課題とされ、引き続き透明性の確保が求められる。そして、一般質問に移行した。
まず初めに、渡部道宏議員が地域共生課の運営に関連し、移動窓口号の利用実績に関する質問を行った。これについて、城戸陽二市長が利用実績に関する具体的なデータを示した。具体的には、昨年8月からの運行で延べ27回の運行が行われたが、さらなる周知と地域に寄り添ったサービスの実施を目指すと強調した。
その後、移動窓口号について、地域住民のニーズに基づく運行方法や利用内容の改善について議論が行われ、特に高齢者や身体障がい者への柔軟な対応が求められた。ここでは、窓口が地域住民との新たな交流の場となる期待も示された。
次に、村越洋一議員が、食品や農業に関する新しい政策について提案した。持続可能な食システムの構築を提案し、地域の生産者と小売業者、そして行政との協働を強調した。市長はこの提案に対し、地域経済の活性化に向けた取り組みが重要であると賛同した。
また、四季彩館みょうこうにおける収益問題も取り上げられ、阿部幸夫議員がその運営状況に対する懸念を表明。再開に向けた具体的な施策が求められるところであり、市長は改善計画の提出を促すことを約束した。こうしたやり取りの中で、それぞれの議員が地域の課題解決に向けた真摯な姿勢が際立っていた。
最後に、霜鳥榮之議員が教職員定数減についても言及し、教育現場の厳しい現状を訴えた。子どもの成長を支えるための十分な教職員が必要であるとの意見には、いずれの議員も賛同の意思を示した。
今回の議会での発言は、地域社会の問題解決に向けた議員の積極的な姿勢を示し、市民の声に寄り添う施策の実現を目指していく必要性が浮き彫りとなった。これにより、今後の妙高市の政策に期待が寄せられる。