令和元年第3回上越市議会において、重要な議題として南葉高原エリアの施設管理と食物アレルギーの対応が議論された。特に、見直しが求められている雪だるま高原エリアの温浴施設の収支や機能再編は、他地域と同様に地域住民にとって痛手となる可能性がある。雪の湯の耐用年数を考慮し、機能移転が検討されている中、久比岐野の改修によって温浴施設の機能を維持する方針が強調された。市長は、現状の源泉活用に伴う改善が見込まれるとし、今後の継続的な協議を約束した。
また、食物アレルギー対応の重要性が指摘され、市内の学校でのアレルギー事例や事故件数が報告された。その中で、事故の発生を防ぐための取り組みの充実が求められる一方、緊急対応マニュアルの整備が遅れている実態も明らかになった。食物アレルギーに対抗するための施策をより強化し、教職員の研修内容や対策の実施について検討し直す必要がある。
さらに、広島平和記念式典に関する中学生の派遣事業についても議論が交わされた。今年度の派遣者数が減少したことに市民からの不安が寄せられており、市の取り組みとしては内容を濃くする努力をする中で、この事業が持つ意義を再確認する機会が必要だとされた。