上越市議会の第6回定例会が令和4年12月7日に開催され、重要な議題として市長の政治姿勢や地域自治の推進、交通インフラ整備が取り上げられた。この中で、こんどう彰治議員は通年観光推進や副市長4人制の提案見送りについて、市長の説明責任を求めた。
市長は、通年観光について地域の協力が不可欠であり、野口副市長がその役割を果たす意義を強調した。市長は地域との対話や観光資源の発掘を進めているが、議員からは具体的な成果を明示するよう求められた。特に、地域の住民との合意形成が遅れることが懸念された。
また、副市長4人制の提案見送りについて市長は、議会や市民の理解が得られていないと判断した背景を説明した。議会運営委員会などでの意見形成が不十分であったため、今後の説明強化を約束した。一方、政策アドバイザー制度についても見直しがあり、提案が延期される可能性がある。
さらに、議会では児童福祉や障害者支援、産後ケアの実態についても多くの議員から質問が上がり、特に医療的ケア児の支援体制の見直しが必要であるとされている。このように、議会での議論は市民生活の向上へ向けた重要な政策課題を織り交ぜて進行した。議会の積極的な姿勢が今後の施策に反映されることが期待されている。