令和元年第4回上越市議会定例会は、重要な案件が多数議論され、採決されました。
特に目を引くのは、議案第134号に関する討論で、市民からの意見を十分に反映していないとの不満が示されました。この議案は、区総合事務所の時間外受け付け体制の見直しを含んでいます。
丸山章議員(市民クラブ)は、事務の必要性だけでなく、市民の生活に直接関わる点からも、十分な説明と理解を得ることが重要であると強調しました。また、議会の役割や市民とのコミュニケーションの重要性も指摘されました。先日行われた2回目の説明会では、すでに市民の意見が十分に問われていないとの声が上がりました。
市長は今後、地域住民との対話を重視し、義務感からだけでなく、共に考える姿勢を示す必要があります。市民サービスの低下が懸念される中、行政が市民の不安を取り除く目的で、再度説明会を設けることも求められました。
また、議案第134号が全員の賛成で可決された後、附帯決議が提案され、時間外受け付け体制の見直しに関して、より丁寧な説明責任が求められました。提案された附帯決議では、迅速かつ確実な情報提供体制の必要性も確認されています。
さらに、多くの請願が提出されましたが、特に公共交通機関である路線バス利用に関する請願や、時間外受け付けの見直しについて、市民からの理解を得る努力が必要であるとの意見が多く見られました。これらの請願は、市民が求める交通アクセスの向上やサービスの維持に向けた重要な提言となりました。