令和6年第3回上越市議会臨時会が、5月20日(月曜日)に開催され、主要議案が審議された。
最初に行われたのは議長選挙で、渡邉隆議員が当選した。市議会の運営に対して真摯に取り組みたいとの意向を示し、市民の期待に応える議会作りを目指すとの考えを述べた。
続いて副議長選挙が行われ、こんどう彰治議員が選出された。議会基本条例に則って住民の声を反映させられるよう努力し、市民との距離を縮めることを主な目標としている。彼は、特に新型コロナウイルス感染症や自然災害に対処する重要性も強調した。
その後、上越市議会委員会条例の一部改正が提案され、議会運営委員会の委員定数の変更について了承された。この改正により、委員会の機能を強化することを目的とした。
さらに、災害対策特別委員会、人口減少社会対策特別委員会、観光振興対策特別委員会の設置についても賛同を得た。特に、災害対策特別委員会では最近の自然災害から得た教訓を活かし、市民の安全を最優先に考えた活動を行うとの意向が示され、議員たちの関心が集まった。
会議の最後には、上越地域消防事務組合議会議員及び新潟県後期高齢者医療広域連合議会議員の選出が行われ、関連する議案が全て可決された。中川幹太市長は、議員たちに対し市政の重要性について再認識を求めた。特に、震災からの復旧活動や物価高への対応が課題であるとの認識を示し、議会との協力の重要性を強調した。
このように、上越市議会は市民の声を反映しながら、将来に向けた様々な施策を進めていく意向を示している。