令和6年第5回上越市議会臨時会は、2023年7月19日に開会した。
会議の中で中川幹太市長は捧げられた議案について説明を行った。特に重要なのが、彼の不適切発言に対する自らの給料の全額カットの提案である。これは5か月間分の給料を減額する内容で、多大な迷惑をかけたとされる発言の責任を重視する表れである。
市長は、自らの不適切な発言の結果、多くの市民から批判を受けていることを認識している。この発言には、過去の商業地区や高校に対する認識が含まれており、今回の決議でその責任を問う声が強まっていた。
特に、橋本洋一議員は市長の発言の背後にある問題を鋭く指摘した。彼は、過去にも不適切な発言があった中で、なぜ市長が辞職を選択しないのかを疑問視した。橋本議員は市長の判断能力に疑念を持つ意見を述べ、市長の立場を支持する意見もあったが、多くの議員は市長の発言が市政全体に影響を及ぼしているとの見解で一致した。
全議員から寄せられた意見では、辞職勧告案も再三提起され、市政に対する信頼被害や混乱が広がっている強い懸念が示された。結果として、議案は否決され、その後、辞職勧告決議案が上程されることとなった。市長の辞職はもはや避けられない情勢にある。
市長は、今回の減給処分について、自らの意志で決断したとしつつ、治らない差別意識や発言について反省の意を示しているものの、その言動が市政に深刻な影響を与えたことに対し、徹底した責任を果たす意志が求められている。
今後の市政運営にあたり、いかに市民の信頼を取り戻すかが市長にとっての大きな課題となるであろう。