令和３年第３回上越市議会定例会が令和３年９月１日に開会した。
議事では、会議録署名議員の指名から始まり、会期は本日から9月27日までの27日間と決定された。議題には、さまざまな報告や調査結果が含まれており、その中でも新型コロナウイルス感染症の影響が色濃く反映されていると考えられる。
市長の村山秀幸氏は、現在の経済情勢について報告し、特に新型コロナウイルスがもたらした影響とその対策について言及した。市の取り組みとして、雇用を守るための補助金や特別支援が在宅受給者に支給される流れを述べた。
特に重要な問題として、上越市では小木直江津航路を維持するための支援策が取り上げられた。この航路は佐渡市民にとって重要な移動手段であり、観光振興にも寄与している。支援金の額は約2億4,000万円であり、新型コロナウイルス感染症により減少した運賃収入相当額を基に算出されたと説明されている。
また、議案第69号から第91号までの見直しに伴い、上越市の財政状況にも影響が出ることが懸念されている。具体的には、予算に基づき行われる施策の数々が市民生活に直結するため、その検証が重要とされている。議会内では、経済対策としての迅速な対応が求められている。
議員からも意見が多数寄せられ、市は引き続き感染症対策を重視しながら、経済支援に取り組むと約束した。市民にとって欠かせない生活基盤を支えるための政策展開が期待されている。また、今後も変化に応じた柔軟な議会運営が望まれるとともに、さらなる成長戦略の策定が必要であるとの声も出た。
議会では他にも、上越市内の保育園の民営化に伴う保護者の不安解消や、教育部門での日本語支援の強化、さらには地元医療機関の経営改善計画についての具体的な進捗状況が報告された。