令和5年第3回上越市議会臨時会が開会し、多くの議案が提出された。
各議案の審議が行われ、特に議案第51号である「くわどり湯ったり村及びゆったりの家」の指定管理者の選定が注目を集めた。
中川幹太市長は、この指定管理者選定について、長野県のオーガニックリゾートホールディングス株式会社が選ばれた理由を説明した。
同社は既存の温浴宿泊施設の管理運営経験が豊富である点が高く評価されたとのことである。
また、経費削減に繋がる運営ノウハウを持つことから、指定管理料が他社よりも低額であることも功を奏した。
質疑応答では杉田勝典議員から地域住民との協力や事業計画についての厳しい意見があり、選定理由の明確化が求められた。
市長は、この選定過程の透明性についても言及し、指定管理者として期待される役割について強調した。
報告第2号では、上越市市税条例及び都市計画税条例の一部改正について紹介された。
報告第3号では、国民健康保険税条例の一部改正についても説明され、軽減措置が求められている状況が報告された。
最終的に、全ての議案は異議なく可決された。
今回の臨時会での議論は、観光誘致を含む地域振興に対する期待感から、市民や地元企業との連携強化へ寄与する可能性がある。