令和4年3月4日、上越市議会の第1回定例会が開催された。
本会議では、議案第11号、議案第17号、議案第18号の3件が審議された。議案第11号は令和3年度上越市一般会計補正予算の第8号、議案第17号は上越市病院事業会計補正予算の第2号、議案第18号は上越市下水道事業会計補正予算の第3号である。特に、議案第11号に関しては複数の委員から質疑があった。
総務常任委員長の滝沢一成議員は、議案第11号に対する質疑を行った。費用の負担割合についての確認やタクシー事業者への支援に関する議論が交わされた。質疑応答の後、同議案は採決にかけられ、全員異議なく可決された。
次に、厚生常任委員長の渡邉隆議員は、病院事業会計補正予算に関して報告した。この中で、看護職員の処遇改善について質疑があり、今回の補助金対象が特定の病院に限られている点が指摘された。渡邉議員は国への要望も必要であると述べた。
農政建設常任委員の本山正人議員は、公共インフラの維持費に関する質疑を行い、国の補正予算を利用した工事の計画について説明した。事業計画は年度内に完了する見込みだという。この補正予算では、特に克雪住宅推進費についても言及され、申込件数が報告された。
最後に、文教経済常任委員の上野公悦議員により、教育関連の予算に関する質疑が行われた。大規模改造事業の進捗状況についての質問に対し、順調であるとの答弁があった。文文化交流の促進や中小企業への支援事業も重要なテーマとして挙げられ、必要な手続きの進捗が確認された。
これらの議案については、各委員会の報告を受け、全て原案通りに可決された。議会での討論が行われることもなく、迅速に各議案の採決がなされたことは、効率的な運営の表れといえるだろう。