令和4年9月14日、総務常任委員協議会が開催された。
本会議では、東頸バス株式会社の経営状況についての報告が行われた。企画政策部長の説明によると、コロナ影響が依然として続いていることが具体的な数値に表れている。乗合バス事業の運送収入は、前年と比較して339万3,000円減少し、5,211万7,000円という厳しい結果となった。
貸切バス事業も同様に、収入は156万1,000円減の276万4,000円となり、依存する支援金が減少したことが影響したとされる。また、受託収入においては、新たにスクールバス業務を受託した結果、前年度比1,283万6,000円増の4,266万1,000円を記録し、一定の光明も見いだされた。
営業収益は前期比で788万2,000円増の9,754万2,000円となったが、営業費用は1,236万2,000円増の1億430万1,000円となり、赤字の要因となった。最終的な当期純利益は529万2,000円の赤字であり、利益剰余金も悪化した。
今後の経営計画については、同社が掲げる5つの事業方針の下、運行の安全性とコスト削減、地域のニーズに応えるために努力を続ける意向が示された。評価は3期連続の赤字を受け、C評価となり、その主な理由がコロナの影響であることが確認された。
最後に委員は質疑を行ったが、特に質問はなく、滝沢一成委員長により会議は終了された。本報告は、事業報告書等の詳細な資料を基に理解を深めることが求められると伝えられた。