令和6年第2回上越市議会定例会の6日目が、2023年3月19日に開催された。
本議会では、一般質問が行われ、特に平良木哲也議員が新たなパートナーシップ制度について言及した。平良木氏は、同制度が導入された背景や目的について説明し、多様な性の要素に考慮した施策が求められていると強調した。また、導入による市民への啓発活動が必要であると指摘した。
避難所の対応についても議論が展開された。平良木議員は、能登半島地震時の指定避難所開設に関する市の評価を求めた。中川幹太市長は、避難所137ヵ所が開設され、これに367人の職員が対応したことを明らかにした。平良木氏は、79ヵ所が初動対応職員によって開けられたことについて疑問を呈し、初動対応職員の配置や訓練に関する改善点を指摘した。
また、平良木議員は放課後児童クラブについても言及。放課後児童クラブにおける児童数の増加が見込まれる中、各クラブの規模や支援員の配置について確認を求めた。教育長は、全児童クラブで157人の支援員が配置されていることを報告し、安全で安心な放課後を保障するための取り組みを述べた。特別支援を必要とする児童への対応についても、今後の研修について前向きに対応していくと強調した。
最後に、中川市長は議案第74号から第77号に関して、上越市の一般会計や下水道事業、ガス事業、水道事業の補正予算をまとめて提案した。今回の補正は、同市で発生した能登半島地震に伴う支出や復旧費用に関連している。議会は、提案された全ての案件について慎重に審議するよう求められた。