令和3年第4回上越市議会定例会が12月7日に行われた。本日は、会議録署名議員の指名、会期の延長、議案第143号、一般質問が議題に挙げられた。
議長である飯塚義隆議員は、まず会議録署名議員を安田佳世議員および平良木哲也議員に指名した。次に、今期定例会の会期を12月15日まで延長することが全会一致で決議された。
続いて、議案第143号令和3年度上越市一般会計補正予算が議題となった。中川幹太市長は、歳入歳出予算総額に14億2,535万円を追加し、総予算を1,015億1,137万円とすることを提案した。これは新型コロナウイルス感染症に伴う緊急経済対策として、子育て世帯への臨時特別給付金を支給するためのものとされており、歳入としても関連事業費を増額することとなる。議案は総務常任委員会および厚生常任委員会に付託された。
一般質問では、滝沢一成議員、杉田勝典議員、橋本洋一議員が質問を行った。滝沢議員は、市長の政治姿勢やしがらみの有無について問うとともに、諮問委員会の設置目的や地域自治区の在り方についても意見を述べた。中川市長は、しがらみを持たない政治姿勢を強調し、地域分権や自治区の権限について慎重に進めていく考えを示した。
杉田議員は、感染症対策と経済活動の両立について質問し、市長は市内経済の見通しに関して現状を説明した。観光戦略に関連しても競争力向上のための地域間連携について言及した。橋本議員は防災対策について具体的な訓練結果を問うと、市長は市の防災力向上に向けた取組を継続して行く意志を示した。
この会議では、市政の様々な課題に対して議員間で充実した議論が交わされた。市長の行動指針や政策方針が今後の上越市の発展に大きく貢献することが期待される。