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上越市、子供の安全策や修学旅行を議論

令和4年第3回上越市議会で、防犯カメラ設置や修学旅行に関する議論が行われた。市は見守り活動を重視し今後の対応を模索。
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上越市は、令和4年の第3回定例会において防犯カメラ設置の必要性や修学旅行を通じた観光振興策を議論する。特に、子供たちの安全を考えた通学路での防犯カメラの設置については、市民の意見が分かれるところである。市長の中川幹太氏は、地域の見守り活動を重点に置く方針を繰り返し強調し、現時点でのカメラ設置には消極的であると述べた。

カメラ設置の賛否を巡る議論の中で、市民からは設置の要望が寄せられていることも確認された。具体的な設置場所としては、通学路や公園が挙げられ、地域で自発的に行われている見守り活動が主に支えとなっていると指摘されている。市は、地域の協力を得ることを優先する姿勢を持ち続け、地域内の防犯意識を高めることに注力する考えを示してきた。

一方、修学旅行に関しては市長が、地域の農業体験や地域の魅力を活用した教育旅行の開発に注力すべきだとした。上越市では、過去に約3,300人が訪れていたが、近年のコロナの影響でこの数は減少している。市は、地域の特性を生かした体験学習を提供し、今後の受入れ強化を図る所存であると述べた。

中山間地域の農地保全については、地域の担い手不足が深刻な現状が報告され、農地の保全と共に新たな担い手の育成が求められている。地域の特殊性を生かし、米や大豆を中心に、農業経営の安定化や新しい取組みが必要との見解が示された。特に、国の新たな農業政策が期待される中、上越市は食料自給率の向上に向けて積極的に対応していく方向が確認された。

市は、地元の企業や農業者の声を聞き、今後も農業-観光の連携を推進し、地域の需要の変化に応じた柔軟な政策を考えていくことが求められる。今後具体的な施策を通じて、上越市のさらなる発展が期待される。

議会開催日
議会名令和4年6月 第3回上越市議会
議事録
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