上越市において、令和3年の一般質問でマイナンバーカードの申請状況や運用についての議論が交わされた。市は、マイナポイント事業によりマイナンバーカードの申請が大幅に進んだことを確認した。令和2年度の申請数は過去の累計を大きく上回り、申請率は30.6%に達している。
市民課では、昨年から申請手続きや受け取りをスムーズに行えるよう、時間外窓口や土日窓口を開設した結果、申請の進捗があったと報告。また、マイナンバーカードを使用したオンライン行政手続きが普及することで、効率化が期待されるとも述べた。今後、市では高齢者へのフォローアップ策や、オンライン申請の利便性向上に努める必要性を強調した。
また、市の教育長は、幼児からの英語教育の重要性に触れ、楽しみながら英語に親しむプログラムが市内の私立保育園等で実施されていることを説明した。公立幼稚園や保育園においても、英語教育を進めるために各運営主体の独自方針に基づき、教育課程に取り入れられることが期待されている。さらに、小学校低学年の英語教育の浸透を図るため、役立つ教材や情報の共有が急務であるとした。
交通安全に関する質問では、市長が歩行者優先の意識を高めるための啓発活動を継続的に実施しており、一時停止率が前年より向上していることが報告された。一方、自転車利用者に対する損害賠償保険の義務化については、制度の実行可能性に課題があるとして、周知を通じて加入促進に努める方向である。