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上越市、予算に13億円追加し飲食店支援などを決議

上越市議会は新型コロナ対策として、13億円の予算増加を決議し、飲食店への協力金の増額などを実施する。
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令和3年第3回上越市議会定例会は、9月16日に開催された。

議事は、会議録署名議員の指名、会期の延長、議案第92号の審議が行われた。これにより、会期は1日延長され、9月28日までとなる。

今回の議案第92号は、令和3年度上越市一般会計補正予算の承認に関するもので、村山秀幸市長が提案を行った。歳入歳出の合計に13億2,977万円を追加し、予算規模を983億2,419万円とする計画である。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者への協力金増額及び新潟県の大規模ワクチン接種センターへの委託料の増額が主要な内容となっている。

新型コロナウイルスの急拡大に伴い、特別警報が発令され、県が飲食店などへの営業時間短縮要請を行ったため、協力金を支給する。この協力金は、酒類を提供する事業者に対して、営業時間にあわせて支給される。成人に対するワクチン接種の費用増額も含まれており、村山市長は「慎重な審議をお願いする」とコメントした。

杉田勝典議員は、感染拡大防止のための協力金について質疑を行った。特に、飲食店の売上減少についての実態調査を報告し、「宴会がほぼ全滅状態で今後も厳しい」と述べた。また、飲食店の事業者からの多くの声を受けて、協力金の支給についての詳細な情報提供が求められた。

これに応え、村山市長は「協力金の申請については全市域の飲食店を訪問し、協力を依頼した」と述べるとともに、「申請手続きが簡潔であるように配慮する」と強調。今後の支援の在り方に言及した。市は売上減少が継続する中小事業者への事業継続支援金を第3次として設け、約2億3千万円の予算を計上する計画である。これについても「対象者数を約1,000事業者と想定している」と述べ、今後の支援拡充に前向きな考えを示した。

議案第92号は、委員会での審査を経て、全員異議なく可決された。議会の姿勢として、「今後も新型コロナウイルスの影響を受ける事業者に寄り添った支援を行う必要がある」として、事業者の生存を優先視する方針が共有された。

議会開催日
議会名令和3年第3回上越市議会定例会
議事録
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