令和3年第1回上越市議会定例会が開催され、出席議員の報告が行われた。
本日の会議では、議案第11号と議案第19号が主要な議題にのぼり、いずれも審査が行われた。議案第11号では、令和2年度上越市一般会計補正予算(第9号)の審査に関し、財務部による説明が行われた。理事者の説明に質疑はなく、最終的には全員異議なく可決される運びとなった。
また、委員会からの報告では、地域公共交通の支援や新型コロナウイルス感染症対策など新たな取り組みが検討されていることが挙げられた。特に、高速バスの維持については、県と沿線市が協力して支援を行う必要性が強調された。具体的には、県知事への要望を経て、県が利用促進策を進めるとされている。これに対し、議員からの「新発想でのバス路線の維持を提案したい」との意見には、理事者が「しっかりと対応していきたい」と応じた。
さらに、議案第19号に関しても理事者の説明があり、議案は全体として異議なく可決された。総務常任委員会、厚生常任委員会、農政建設常任委員会、文教経済常任委員会の各報告が相次いだ。特に、文教経済常任委員会では、教育関連の事業で小中学校の改修について早急に情報を伝える必要性が指摘された。
この会議では、議案に対する質疑が短時間で終了したことが目立った。議長の飯塚義隆氏は、討論を行わないことを宣言し、両議案の採決は簡易採決で進められた。最終的には、全員一致で可決され、会議は午後1時18分に終了した。