令和5年6月20日、上越市議会は定例会を開催し、主要な議案について議論が行われた。
定例会では、議案第53号から第64号についての審議が行われ、特に第53号の上越市一般会計補正予算(第2号)が審議の中心となった。
議案内容については、各委員会からの報告があり、最終的に全ての議案が原案通り可決される見込みだ。
総務常任委員長である滝沢一成議員は、同議案に関して「上越観光物産センターの利用を促進するための補正予算案が含まれている」と説明。また、事業計画の見直しについても発言し、「計画全体への影響がある場合は見直しを早める可能性もある」と述べた。
厚生常任委員長の杉田勝典議員は同様に、生活困窮者自立支援事業の質疑にて「国の支援に市独自の上乗せを検討しなかったのかとの問いがあった」と明かし、市による支援の拡充を強調した。
さらに、教育長の再任についても議題となり、早川義裕氏が「この度の再任に感謝し、人に寄り添う教育を推進する」と述べ、教職員の働き方改革を早急に実現する必要性を訴えた。
同日、こちらも重要な発言が行われ、池田尚江議員が発議した意見書が採択された。
この意見書では、義務教育費の国庫負担制度の復元や、小学校の学級編制基準の見直しが求められている。