上越市議会の定例会において、公共交通機関の役割についての議論があった。高山 ゆう子議員は、路線バスが赤字になり、存続が危ぶまれることがあるため、利用促進と路線再編が急務であると主張した。現在、市では支援策として毎年3億円から4億円を支出している。だが、その支出が実際に効果を上げているか疑問の声も上がっているという。特に、国からの補助金が令和2年からなくなることで、より一層市の負担が増えることが懸念されている。
この公共交通計画には、環境への配慮、例えば排気ガス削減のための小型バス導入などが求められており、高山議員は、今後の公共交通施策の展望に対して市長に具体的な回答を求めた。市長の村山 秀幸氏は、経営を持続可能にするためには再編が必要とも述べ、バスの小型化や新たな交通手段の導入が進むことを期待しているという。
さらに議会では、女性防災リーダーの育成についても議論された。女性防災士会が設立され、地域での女性リーダーの重要性が認識されている。高山議員は、避難時の女性側の配慮不足や、様々な場面での独自の知識や経験の大切さを強調した。
また、市民活動団体への支援金の創設についての提案もあり、金銭的支援が今後のまちづくりに必要ことが確認された。特に、地域で活発な市民活動を行っている団体に対する支援が求められた。
このように、上越市は公共交通の維持、女性防災リーダー育成、市民活動の推進など、各種施策の見直しと改善を進めていることがわかる。今後の施策の進展が期待される。