上越市議会での一般質問が行われ、市長の政治姿勢や地元鉄道への支援策などが議論された。最近の県知事選挙での原発再稼働の議論が避けられたことについて、上野公悦議員は市長が不十分な対応をしたのではないかと指摘し、市長の見解を求めた。市長は、原発関連の議論については花角新潟県知事と方向性が一致していると述べたものの、その姿勢に疑問を呈する意見も多かった。
また、市長は鉄道における生活支援策についても言及した。特に、えちごトキめき鉄道や北越急行の経営状況が厳しい中で、今後の支援策を考えていると回答。具体的には、運賃の抑制を目指し、県や沿線市との協力を進める意向を示した。
さらに、上越市におけるキャリア教育についての質問もあり、特に中学生の職場体験をどう進めていくかが課題となっている。市長は地域との連携を重視しつつ、職場体験の重要性を述べた。市民からの要望に耳を傾け、自主防災組織との連携も強化していく必要があると認識されている。
上越市の観光政策、特に寺町地区のまちづくりや色彩に関する課題も取り上げられた。市長は、寺町の魅力を高めるための取り組みが鍵であると認識し、地域住民との対話を通じて進めていく考えを示した。