令和4年10月21日、善通寺市議会臨時会が開催された。
この日の主要議題は、令和4年度一般会計補正予算第7号である。善通寺市長の辻村修氏は、新型コロナウイルスの影響を受けた市民生活や経済活動を支援するための補正予算を提案した。この補正予算は、歳入歳出それぞれ5億3,898万9,000円を追加し、総額168億2,600万円とするものである。この背景には、高騰した物価や新型コロナウイルスの影響がある。
具体的には、低所得世帯に対して5万円を支給する電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金事業や、農業支援金が含まれている。特に大西智晴議員は農業振興のために設定された予算について質疑を行い、支援金の金額が近隣市と比べて低いことを指摘した。大西議員は、丸亀市の支援金が1反当たり1万円であるのに対し、善通寺は5,000円であるため、この金額の根拠も問うた。
市の産業振興部長の尾崎篤氏は、支援金の根拠として新型コロナウイルスの影響で米の価格が下落していることを挙げた。また、支援金の交付について、営農計画書を基に申請内容を確認する方法を詳細に説明し、その透明性を強調した。議会では、支援金が単発的なものであり、持続的な農業支援が必要であるとの意見も多く見られた。
また、議会の運営に関する様々な報告も行われた。特に、市議会議員補欠選挙の結果や、今後の常任委員会の選任についての報告が行われた。今年度の臨時会は、本日の1日間に限られ、議事は滞りなく進行し、議案第1号は賛成多数で可決された。請願第1号や議席の変更についての報告も行われ、議席表等についても異議なく決定された。
このように、善通寺市議会では多岐にわたる議題が取り扱われ、市民生活を支援するための補正予算の審議が活発に行われた。