令和6年6月定例会において、市の現状や施策について様々な発言があった。この議会では、部活動の地域移行や観光資源の活用などが重要なテーマとして浮かび上がった。
まず部活動の地域移行については、現在の課題や今後の方針について教育委員会からの説明があった。「本市では、休日の部活動から段階的に地域移行を進める計画がある。各校の状況に応じて指導者の確保や活動環境の整備を行っていく」との答弁があり、多くの課題が指摘された。
また、観光資源については、地域活性化に向けた提案や、観光振興に地域おこし協力隊が重要な役割を果たすことが議論された。特に、香川県内の文化や自然を活かした観光地開発が期待されており、「観光客が訪れやすい環境を整えるために、地域住民との連携が必要」との意見もあった。
次に、地域猫活動の推進についても議論された。地域猫活動事業は、野良猫の適切管理を目的としており、活動を行っている団体への支援や協力が求められる中で、地域の協力が不可欠であるとされている。「地域猫活動において、猫に対する社会的理解や協力が深まることが重要だ」との意見があった。
また、特に不登校の子どもへの支援が強調された。教育支援センターの活用や、地域のフリースクールとの連携を強調し、「不登校の子どもの支援が重要であり、それには地域全体で関わる必要がある」との発言があった。
市の取組を深く理解し、今後の施策の改善に向けて、市民の要望にも応える形で各施策が進むことが期待される。これらの議論を通じて、市としての姿勢や方向性が見えてきたことが、この定例会の大きな特徴の一つであった。