令和6年5月臨時会が善通寺市議会で開催された。
明確な目的を持った議事は、ここに集った議員により進められる。本日の会期は1日間で、出席議員は16名、欠席議員はなしという体制である。まず、議長の金崎大和氏が議会を開会し、議事日程を配付した。続いて、会期の決定に関する議題が提示され、全会一致で承認された。
続いて、会議録署名議員の指名がなされた。真鍋範子議員と大平一徳議員が署名議員に指名された。さらに、副市長についての宣誓が行われ、松川直人副市長が日本国憲法に基づき職務を誠実に遂行することを誓った。
市長の辻村修氏は、令和6年度善通寺市一般会計補正予算(第1号)の提案理由を説明した。補正予算は物価高騰の影響を受けた生活者や市内事業者への支援を目的としており、予算総額146億8,400万円に増額され、具体的にはプレミアム付デジタル商品券の発行に1,400万円が計上されている。議論は短時間で進行し、質疑もなく、議案は採決に付され、原案通り可決された。
次に議長辞職の件について議題に上り、金崎大和議員の辞職が許可された。これにより議長が不在となったため、議長の選挙が実施されることとなった。
選挙の結果、竹森千津議員が新たに議長に選任され、その就任挨拶においては、市民に開かれた議会運営を目指す旨を強調した。副議長選挙でも長崎彰夫議員が選出され、共に市民のための施策を進めたいとの意向が示された。
また、議会運営委員会委員の選任や香川県後期高齢者医療広域連合議会議員等の補欠選挙も行われ、大変密度の濃い会議となった。議席の変更も全会一致で承認され、この臨時会は全ての日程を終了、閉会となった。
今後の市政運営において、竹森新議長のリーダーシップのもとで、市民の期待に応える施策が推進されることが期待される。