令和6年第2回丸亀市議会の会議では、災害や防災対策に関する重要な議題が取り上げられた。また、特に注目されるのは空き家の除去とその利活用の促進である。能登半島地震を受けて、特に危険度の高い空き家の管理が問題視されている。これまでの調査から、丸亀市内では130件以上の危険空き家が存在するとされており、その除却が求められている。市はこの問題に対し、助成金制度を設け、除去を進める方針を示している。しかし、管理不全の空き家は市民の安全を脅かす存在であり、国からの支援を得た取り組みが急がれる。
次に、災害廃棄物の処理計画に関しても議論された。大規模災害の発生が予想される中、廃棄物処理の初動対応として、「仮置場」の選定が早期に行われるべきであるとの指摘がなされた。市として、仮置場の候補地を予め選定し、住民への周知を図ることが重要である。指定避難所以外での避難先を確保し、柔軟な対応が求められる。
さらに、外国人住民への配慮として、多言語対応の充実が求められる。市内の看板や注意喚起の掲示に多言語化が不十分であることから、特に公営住宅などにおける配布物や案内が必要とされている。市は、さまざまな手段を通じて外国人住民への情報提供を強化するとした。