令和2年12月11日、善通寺市議会の定例会において、議員らが一般質問を行い、地域の教育や環境問題、税金の取り扱い、そして市の特産品の販売に関する議論が行われた。特に、いじめ問題や学校の統廃合についての発言が多くあった。
市立幼稚園、小学校、中学校のトイレの洋式便器率の低さが指摘され、特に新型コロナウイルス対策としての感染症予防の観点から、洋式化の必要性が強調された。教育長は、教育環境の改善に努める意向を表明し、今後、計画的に整備を進めることを約束した。
また、土木行政に関しては、道の舗装工事やトイレの洋式化について、透明性を持たせた手続きの重要性が強調された。市民が申請した工事についての状況を常時公開し、市民の疑念を払しょくする必要があるとの意見が上がった。
環境問題についても多くの質問が寄せられた。市が目指すゼロカーボンシティ宣言の実現については、市民の協力や取り組みが不可欠であり、具体的な施策の展開が求められた。各議員は、市民の意識を高めるための啓発活動を進める必要があると主張し、本市の持続可能な社会に向けた取り組みを進めるべきだと呼びかけた。
最後に、ダイシモチ麦焼酎「空海」の販売に関する提案がなされ、特産品の魅力を最大限に発揮するためにオンライン販売や地域連携の強化を進めるべきとの声が上がった。これに対し、産業振興部長は必要に応じて様々な販売方法を検討すると答えた。
今回の定例会での議論は、本市が抱えるさまざまな問題に対する解決策を模索する場となった。今後の施策に市民の意見を反映させ、より良い地域社会の実現に向けた取り組みが期待される。