令和3年12月定例会が善通寺市議会で開催された。冒頭、議長の林野 忠弘氏が議会の意義や新しい庁舎での議会に期待を寄せた。
会期は12月20日までの14日間と決定された。議事では、会議録署名議員に内田 信吾氏、上田 博之氏が選ばれ、諸般の報告が行われた。全国市議会議長会議の活動や要望事項の審議結果についても報告された。
市長の平岡 政典氏は市政報告で、新型コロナウイルスワクチン接種状況を示した。接種率は65歳以上93.6%など高水準であるとした。さらに、マイナンバーカード普及事業の結果を報告し、申請率は48.43%に達したことを強調した。
また、プレミアム付応援商品券事業について言及し、販売セット数が想定を上回り98.38%の引換率を記録したと述べた。
防災や観光、地域振興についても言及され、特に防災訓練などの実施状況について市民の参加を促す内容が強調された。市政の重要施策について議論が交わされ、高齢者福祉や児童福祉に関連する取り組みも紹介された。
市長は次期市長選挙についても触れ、一旦引退を決めた理由を説明した。12年の市政運営で多選を理想とし、力を尽くして新たな道を歩むことにしたという。市民には今後とも支援を求め、任期を全うすると述べた。
その後、各議案についての審議に進み、令和2年度の決算についても報告がなされた。議員の質疑もあり、決算的な考察が続いた。特に国民健康保険関連の施策について議論が深まった。
これらの審議結果を受け、議会は認定および承認すべきものと決定し、一括して採決に移ることが決まった。市民の要望に沿った運用が求められ、審査を終えるとともに、議会は散会した。今後の委員会では、特に子育てとデジタル推進施策に焦点を当てていく方向が示唆された。