令和2年6月定例会が開催された。市議会は本日より6月23日までの会期で進められる。議長の氏家寿士氏が会を開会し、まず最初に会期決定について報告があった。議長は会期を13日間と定め、異議なく承認された。
続いて、会議録署名議員を真鍋範子氏、安井一博氏に指名した。不正議事なしで進む中、諸般の報告が行われた。コロナウイルス感染症の影響により、全国市議会議長会関連の会議は中止。また、各議案が上程され、新型コロナウイルス対策や地域経済に係る議案が検討される予定である。
市政報告では、市長の平岡政典氏が、コロナ対策に関する詳細を述べた。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、市民生活や経済支援に向けた対応を強化しており、特に特別定額給付金の申請手続きが行われた。平岡市長は、申請件数の94.9%の給付が終わったと報告、今後未申請者への対応も強く呼びかけた。
また、市内の学生への支援策や中小企業への奨学生応援金についても言及した。さらに、新庁舎建設などの進捗状況や市税収入の状況、債権の管理や人権行政、環境衛生行政、教育行政に至るまで幅広く市政の現状を報告した。
特に、教育行政では、臨時休業後の学校再開について説明があり、オンライン授業の実施など積極的な取り組みが強調された。平岡市長は、地域住民の衛生状態向上や、特に高齢者ドライバーの交通安全対応に力を入れている。
議案の審議では、令和2年度一般会計補正予算(第3号)などの議案が提出され、協議が進む中、新型コロナウイルス感染症に関連した経済対策の重要性が確認された。市民生活向上に向けた取り組みとして、各種条例改正案も議題にする。
このように、市議会は今後、定例会を通じて地域の様々な課題を解決しようとし、議案の審議が適切に進むよう継続的な努力を図っていくことが求められる。