令和3年3月18日に行われた善通寺市議会では、様々な議題が取り上げられた。
議題の中で、竹森千津議員は新年度の交通安全対策について質問した。特に新1年生や初めて自転車通学をする中学生の安全対策に力を入れる必要があると訴えた。教育部長の尾松幸夫氏は、通学路の設定について保護者と学校が協力し、事故防止に努めていると述べた。
また、自転車運転等交通安全講習の実施についても取り上げられ、市民生活部長の宮川庄造氏は、交通安全教室の開催状況を報告した。特に高齢者向けの講習会の実施を強調し、地域の協力を得ながら交通安全を推進していると述べた。
企業誘致に関しては、産業振興部長の芝秀和氏が善通寺市の経済基盤を強化するため、企業の誘致が重要であるとの見解を示した。企業立地促進に向けた施策や税制上の優遇についても具体的な説明がなされ、地域経済の振興が必要であるとの認識が示された。
一方、保健福祉部長の大川浩司氏は、コロナ禍における介護予防事業の重要性を訴えた。特に高齢者に対する見守り活動や、健康を維持するための各種プログラムに取り組んでいると強調した。自主食堂や居場所づくりについても具体的に言及し、市民の声を聞きながら支援活動を続けると述べた。
平和教育については大西智晴議員が提起した。教育長の森正司氏は、平和教育の重要性を再確認し、幼少期からの人権、相手の立場を理解する心を育成することが重要であると述べた。
最後に、新型コロナウイルスワクチン接種について、保健福祉部長は、接種体制や副反応への対応について詳細を説明。各種相談窓口を設け、スムーズな接種を進める考えを示した。特に、高齢者や社会的弱者を考慮した施策を強調した。
本会議での多様な意見や提案は、地域住民の安全・安心の確保に向けた重要な一歩となる。今後も善通寺市は、教育や福祉、経済振興など幅広い分野で市民のための施策を推進していくことが期待されている。