令和元年6月定例会が開催され、さまざまな議案が議題として取り上げられた。
最初に、議案第4号の善通寺市手数料条例の一部改正について、議題として討論なく全会一致で可決される。
議案第5号では、善通寺市税条例等の一部改正についても同様に審議が行われた。
特に軽自動車の取得税が環境性能割として市税に移行する点が重要視され、当分の間は県が賦課徴収を行うとの説明があった。
続いて、議案第10号の善通寺市火災予防条例の一部改正が提案され、委員長の報告の後さらなる質疑などもなく、採決により全会一致での可決が確認された。議案第3号の善通寺市・琴平町・多度津町学校給食センター設置条例には、一部反対意見もあったが、最終的には賛成多数で可決された。
また、教育支援施策の見直しの一環として、善通寺市スタディーアフタースクール条例の改正が可決され、保育を必要とする幼稚園児について無料化が実施されることが承認された。
この他、善通寺市立図書館条例の改正や、災害弔慰金支給条例、介護保険条例の改正議案が一括して可決された。
消費税関連の請願が提出されたが、その内容については賛否が分かれた。
討論では、消費税増税が経済に与える影響や地方自治体の財源確保の観点からの意見が交わされ、最終的に請願は不採択となった。
議会の最後に、公共施設整備等調査特別委員会が設置され、今後の調査活動についての報告がなされた。本会議では、何らかの形で市民福祉の向上を目指す政策が引き続き重視される姿勢がうかがえた。議長は、全ての議題が無事に議了したことを報告し、定例会は閉会した。