令和2年2月の善通寺市議会臨時会が開かれた。
議題は令和元年度善通寺市一般会計補正予算(第4号)である。本日は市庁舎建設に関する重要な予算が審議され、多くの議員が関心を寄せた。
市長の平岡政典氏は、新庁舎建設等整備事業に伴う債務負担行為として、56億6,000万円の予算が提案されたと説明した。この予算は令和2年度から令和4年度までの期間を対象にしており、必要な予算措置が組まれていることが強調された。
内田等氏は、図書館や市庁舎の建設に関して初めて数字が示されたことを踏まえ、国庫補助金の具体的な使用目的について確認した。
これに対して総務部長の近藤浩行氏は、国庫補助金が図書館やステップガーデン、偕行社広場に対するものであることを説明した。また、図書館部分への補助についても詳細を述べ、議会内での情報共有の重要性を強調した。
大西智晴氏は、今回の債務負担行為の大きさを指摘し、慎重な議論が必要であることを示唆した。特に、昨今の物価高騰や建設費の比較にも言及し、近隣市町村とのコスト比較を求め印象を与えた。
それに対して、総務部総務課長の尾池修氏は、観音寺市役所との比較において、善通寺市が若干低い建設費であると答えた。この情報は議員にとって重要な判断材料となり、今後の市庁舎建設についての議論が活性化される可能性を示した。
最終的に、議案は委員会付託を省略し原案のとおり可決された。議会は解散となり、多くの議員が今後の事業進展に期待を寄せている。