善通寺市議会の第6回定例会が行われ、各議員からの質問が活発に行われた。特に、選挙に関する事務が重要なテーマとして議論され、投票立会人の選任方法や投票率の向上に向けた取り組みが焦点となった。
投票立会人については、シルバー人材センターから推薦された方が中心に任命されているが、選任方法が不透明であることが指摘された。議員は、県選管のデータを確認し、より透明性のある選任方法を求めた。
投票率の低下も問題視されており、特に若年層への取り組みが不足していることが強調された。教育長は、傍聴を通じて選挙に興味を持つ機会を増やすために、市内での子ども議会の再開を検討する意向を示した。
市側は、マイナンバーカードの利活用促進の施策として、コンビニ交付制度の導入や、今後健康保険証利用の条例化が進むことに期待を寄せている。加えて、マイナンバーカードの交付率も向上させ、市民に対して有意義な情報を提供する方針を示した。
また、地元企業との連携により、災害時の対応を強化するための防災訓練の実施や情報伝達手段の拡充が求められた。特に、防災行政無線やAEDの利用方法についての啓発には、より多くの資源と時間が必要であるとの意見もあった。
さらに、若年層のための教育や地域の魅力を高めるイベントの開催も提案された。特に、駅前エリアの再開発や観光案内の強化が期待され、市民の意見を反映させる必要性が際立った。今後の取り組みに対し、意見交換が重要であるとの合意が得られた。