令和4年12月16日、善通寺市議会の定例会が開催された。
本会議では、令和4年度の一般会計補正予算(第8号)および特別会計の国民健康保険に関する補正予算が審議され、全会一致で可決された。特に、補正予算には妊娠や出産に関する支援が新たに盛り込まれている。
市長の辻村修氏は、補正予算の提案理由について路線を示し「出産・子育ての応援交付金として2300万円を計上する」と強調した。
また、議案第3号では、地方公務員法改正に伴う条例整備を求める提案がなされ、これも全会一致で可決に至っている。この条例改正により、職員の定年を段階的に引き上げることを目指す。
議案第15号については、妊婦支援に関連する内容が多く、悪化したコロナ禍での生活支援に向けた取り組みが強調された。具体的には国庫支出金が1575万円、県支出金が362万5000円増額する見込みである。
その他にも、善通寺市議会の議員報酬や市長及び副市長の給与、旅費に関わる条例改正も話題に上り、「市民の理解が必要」とする意見や賛成意見が交わされた。反対討論の中で、市民からの経済的な圧迫を指摘する声もあったが、最終的には原案通り可決された。
また、土地の取得についての報告があり、西口駐車場として運営されている土地が市の手に戻り、公益的な利用が見込まれていることに言及されている。議員の中からは公募による管理運営者の選定を求める意見も出てきた。