令和5年12月定例会が善通寺市議会で開催され、重要な議案が可決された。
出席議員は全てで16名、欠席はおらず、議事はスムーズに進行した。
この会議では、善通寺市の市民バス運行条例を廃止する条例の制定が議題となった。総務委員会の委員長、真鍋範子市議が、「市民バスを廃止する場合、使用車両の処理についての検討が進んでいる」と述べた。古くなった車両について市での再利用を考慮しているとした発言が印象的だった。
次に、議案第7号では議会議員の報酬に関する改正が行われた。内田信吾市議は、「公務員の給与は適正水準である必要がある」と反対意見を表明した。しかし、討論の結果、原案は賛成多数で可決された。
さらに、教育長や市長の給与に関する条例も改正され、賛成多数で可決された。これに対し、内田等市議は賛成の立場で意見を述べ、「報酬に関する審議は必要であり、外部機関の意見も聞く必要がある」と強調した。
また、議案第4号の農業集落排水施設の廃止については、構造的な見直しが図られた。川向武市議は、「公共下水道に関する説明も行われ、地域への影響調査を進めている」と述べ、全会一致で可決された。
国民健康保険条例及び介護保険条例の一部改正も行われ、特に児童福祉に関連する部分が強調された。竹森千津市議は、「新しい福祉制度の導入が進んでいる」と発言した。
最終的には、さまざまな補正予算案について審査が行われ、令和5年度の補正予算は全会一致で可決された。市民向けの支援策が拡充される中、特に非課税世帯への支援が述べられ、辻村修市長は物価高騰対応策として強調した。
陳情書も含め、今回の議会は市民生活に直結する重要な案件が多く、積極的な議論が展開された。議会は、善通寺市における新たな課題に対する柔軟な対応を求めることが期待される。