善通寺市議会の令和3年9月定例会が開催され、多くの議題が各議員から提起された。特に、生ごみ処理や新郷土館の新規オープン、新型コロナワクチン接種、セアカゴケグモへの対応、ジェンダー平等、高齢者対策、部活動改革などのテーマが取り上げられ、市民生活に密接に関連する各種政策が議論される中、各課の見解が示された。
生ごみ処理については、市民の協力を得て推進する必要性について意見が交わされた。二十年を経た現在でも、生ごみを完全に処理できていない現状があることが指摘され、より資源化への取組が求められた。各家庭が生ごみをリサイクルするための環境整備が整い、教育や啓発も重要とされている。
新郷土館のオープンについては、令和4年9月に予定されており、今後の展示方法や運営の方向性について検討が進められている。展示物の整理、季節ごとの企画展の実施が計画されていることも示された。
新型コロナウイルスに関しては、接種率の向上が図られていることに加え、妊婦への接種問題も重要視されている。市民に情報提供する際には、正確かつ迅速な周知が求められ、特に学校関連の情報は強化されることが必要との意見が出された。
また、セアカゴケグモや寄り先の危機に対する市民への注意喚起が行われているが、今後も周知活動を強化する必要があると指摘された。
最後に、部活動に関しては、教育委員会が指導員の外部委託を検討し、より多くの選択肢を用意し、生徒の可能性を広げることが求められた。行動の変化に応じた柔軟な対応が重要視され、これを通じて地域との共生や連携から新しい可能性を生み出すべきとの意見が多数上がった。
これらのポイントから、善通寺市の今後の政策は市民の意見を反映させる形で柔軟に進められる必要があり、引き続き地域の特性に則した支援を行うことが求められた。