令和2年6月22日、善通寺市議会は定例会を開催し、重要議案が全会一致で可決された。
主な議題では、令和2年度善通寺市一般会計補正予算(第3号)が審議された。議案は新型コロナウイルス感染症対策に関するもので、総額7674万9千円の補正予算が組まれる。
総務委員会の委員長、大平達城氏は、各種補助金について詳しい報告を行った。特に国庫支出金の増額に関しては、学校の臨時休業対策として学校給食費のキャンセルによる負担を軽減するもので、国からの補助が4分の3に相当する。
さらに、善通寺市税条例の一部改正及び都市計画税条例の一部改正についても審議され、新型コロナウイルス感染症による影響を受けた中小事業者への税制上の軽減措置が導入されることが決定した。大平達城氏は、軽減措置は重要な対応であると強調した。
その後、農業委員会の委員割合に関する議案が提出され、これが可決される。また、安全な農業活動の推進の観点からも、農業委員会の構成見直しについても質疑がなされた。
教育民生委員会からは、手数料条例の一部改正などの報告があり、住民票の除票の保存年限について5年から150年に延長される方針も示された。これにより今後のデジタル化に対応した記録保存が期待される。
最後に提出された新型コロナウイルス感染症対策に係る支援を求める意見書も全会一致で可決され、現状の厳しい影響下にある市民や事業者へのさらなる支援を国に求める意向が示された。市長、平岡政典氏は、国の追加的な経済対策が期待されると述べた。
一連の議案が可決され、善通寺市議会は今期の議事を終了した。