令和5年3月1日、善通寺市議会は令和5年度一般会計及び特別会計予算を審議し、採決が行われた。一般会計予算の総額は139億3,000万円で、前年度から4.6%の減少となるが、地方創生に向けた重要な施策が盛り込まれていることが強調された。
市長の辻村修氏は、「施行70周年と弘法大師ご誕生1250年という特別な年に、意欲的に事業に取り組む予算とした」と述べ、曖昧に終わらない施策の重要性を訴えた。
議案の中には、国民健康保険予算や農業集落排水予算も含まれており、国の補助事業を活用する形で市民生活の向上に努める意向が示された。特に、国民健康保険予算は36億2,900万円で、対前年度比0.8%増が見込まれている。これは、保険給付費の増加に伴うもので、今後も厳しい状況が続くことが予測されている。
また、介護保険予算は27億8,300万円で、対前年度から微減となったが、サービスの質を維持しつつ、民間との連携を強化していく方針が明らかにされた。
さらに、介護予防サービス予算も増加し、関心が寄せられた。
一方で、議会では請願が採択され、香川県に対する主要農作物等の種子条例の制定が求められた。この請願は農業の継続的な発展を図るため、地域の特色を生かした取り組みが必要であるとされている。