令和4年12月6日に開催された善通寺市議会の定例会では、重要な市政報告が行われた。
市長の辻村修氏は、コロナウイルスワクチン接種の進捗状況について説明した。新型コロナウイルスに対する対応が継続しており、最近では乳幼児向けのワクチン接種も開始されたとのこと。
また、市内中小企業への支援策として、感染症や燃料価格の高騰に苦しむ事業者への給付金の申請が16件受け付けられたことも報告された。辻村市長は「年末に向けて感染者数の増加が懸念される」とし、今後の対応に対する強い意気込みを示した。
さらに、決算関連の議案が一括で審議された。安井一博議員は、令和3年度の一般会計歳入歳出決算認定を報告しながら、特に固定資産税やたばこ税の減少について言及した。「現状を正確に理解し、今後の税収見通しを立てる必要がある」と強調し、引き続き情報収集の重要性を訴えた。
会議では、他にも令和4年度の一般会計補正予算案など、計14本の議案が提案された。補正予算に関しては人件費の調整やワクチン接種の費用補助が含まれており、全体で171億700万円の予算となる見込みだ。市長は、この予算が市民生活や企業支援に寄与することを期待している。
また、市庁舎整備基金の廃止についても議論が行われた。辻村市長は「新しい庁舎の整備が終わった現在、特化した基金の必要性を感じない」と説明し、今後必要に応じて新たな基金の設置を考慮する意向を示した。
最後に、建設中の市営駐車場についても言及し、その設置に向けて進行中の手続きを詳述した。議論の中では市民生活の向上に向けた施策が重要視され、来年度以降の予算案に期待が寄せられた。