善通寺市の令和4年5月臨時会が本日開催され、新たな議長と副議長の選任が行われた。
議長には、寿賀崎久氏が選出され、副議長には竹森千津氏が選任された。
一方、会期中には善通寺市一般会計補正予算(第1号)や工事請負契約の変更等が議題に上がった。市長・辻村修氏は、特に一般会計補正予算に関して「新庁舎建設工事の変更に伴う事業費の増額が背景にある」と説明した。
また、議案第2号の請負契約の変更では、コロナ対策による現場事務所の拡張が影響し、契約額が約1,975万円増加する見込みであると強調した。これに伴い、補正後の歳入歳出予算総額は146億2,500万円となっている。
さらに、専決処分の承認に関する議案においては、善通寺市の税条例を一部改正する必要があると言及され、各条例の一部改正を行うことで、商業地に対して負担調整措置が適用されることを目指している。
この臨時会の中で注目されたのは、議長の辞職及び副議長の辞職と、それに伴う選挙が行われたことだ。
前議長の林野忠弘氏は一身上の理由で辞職し、新たな議長に寿賀崎氏が選ばれ、その後の挨拶の中で「市政発展に邁進する」と意気込みを示した。
また、副議長に選任された竹森氏も、今後の議会の活性化に尽力する考えを述べた。
今後、議会運営の質をさらなる向上を目指して、多くの市民や議員の意見を反映させていくことが期待される。特に、議会内での新型コロナウイルス感染症対策特別委員会の設置など、時代に応じた委員会も設ける見込みである。
さらに、低所得の子育て家庭に対する特別給付金の支給など、新型コロナウイルスによる影響を受けた施策にも力を入れる姿勢が伺え、市民の生活支援へとつなげていく意義を再確認した。このように、善通寺市議会は多岐にわたる議案を通じて、地域の課題に取り組む姿勢を示している。