令和4年1月20日、善通寺市議会は臨時会を開会し、重要な議案を審議した。
今回の臨時会では、令和3年度善通寺市一般会計補正予算(第7号)の議案が主な議題となった。新型コロナウイルス感染症の影響を受ける市民への支援内容が盛り込まれている。
市長の平岡政典氏は、補正予算の提案理由を説明した。補正予算額は約4億6,550万円の追加であり、歳入歳出の総額は189億5,700万円となる。
具体的には、住民税非課税世帯に対する現金給付や、子育て世帯への支援が挙げられる。低所得者への支援として、非課税世帯には1世帯当たり10万円が支給される。また、18歳未満の児童を持つ家庭には、対象児童1人につき10万円の給付も行われることになっている。
質疑応答では、内田等氏が新型コロナウイルスによる家計急変世帯への給付の基準について質問した。これに対して、保健福祉部長の佐柳学氏は、「家計の急変が確認される場合、基準に従って申請可能である」と回答した。
また、申請者の任意で収入の基準を選択できるという点が示され、給付金の対象者が適切に支援を受けられるような制度が求められた。議長の林野忠弘氏は、会期は1日間と決定し、議題の採決に進むことを提案した。
最終的に、議案第1号は原案どおり可決された。新庁舎での初めての議会がこのような重要な決定を成し遂げたことは、市民にとっても意義ある事であろう。今後も市の方針及び施策が市民生活の安定に貢献することが期待される。