善通寺市議会の令和元年12月定例会が、12月17日に開催され、重要な議案が審議された。
本日の会議では、市長や副市長の給与改定を含む4つの議案第5号から第8号までが一括議題として取り上げられた。議案の中には、教育長の給与に関する改正も含まれ、賛成意見と反対意見が交わされた。特に反対意見としては、市民からの経済的な負担の増加を懸念する声があった。
内田信吾氏は、「市民からは年金は下がり、生活の負担が増加している現状で、政治家が自らの報酬を引き上げることには理解が得られない」と反対措辞を述べた。一方で、内田等氏は賛成の立場から、「人事院勧告に基づく適切な改定であり、適用すべきと考える」と発言した。
続いて、議案第9号から第14号の条例改正が審議された。中でも、自転車駐車場条例の改正では、子育て世帯への利用料金減額が話題となり、費用面での考慮が求められた。議会の声として、試算に基づく適切な運営が必要であるとの意見が出た。これらの議案は、いずれも全会一致で可決された。
また、令和元年度の一般会計補正予算も審議され、各委員会からの報告後、原案通り可決された。特に市長の提案した「ふるさと善通寺応援基金」への積み立てが議論されたが、寄付者への返礼品の適正化が課題に挙がった。これに対し、大平達城総務委員会委員長は、予算の透明性と適用について説明した。
最後に、常任委員会の報告、タブレット議会の導入や閉会中調査についてが議題となり、今後の運用基準設計や予算の適切な使用が焦点となった。これにより本日の会議は全議案を可決し、善通寺市議会の定例会は閉会となった。