令和3年5月25日、善通寺市議会は臨時会を開催し、複数の重要議案を審議した。
最初に、「令和3年度善通寺市一般会計補正予算(第2号)」が議題となった。
市長の平岡政典氏は、新型コロナウイルス感染症対策等に充てるため、歳入歳出それぞれ2億7,400万円を追加する補正予算の説明を行った。
今回の補正により、歳入歳出の総額は165億7,400万円に達すると示された。
具体的には、総務費として880万円を計上し、トイレの洋式化と感知式手洗いの設置を推進する。また、教育費ではマイナンバーカード交付時に商品券を配布するための1,900万円も確保されていることが説明された。
次に行われた「善通寺市駐車場条例の一部改正について」では、上吉田駐車場の一部を売却するための改正が提案され、施行日は公布の日からとされた。
また、国立病院の機能強化に関する請願書は、教育民生委員会に付託し、閉会中に継続審査することが決定された。
議会における人事に関して、議長の辞職及び新議長、さらには副議長の辞職と新副議長の選挙が行われた。新たに林野忠弘氏が議長に、安井一博氏が副議長に選出された。議長就任の際に林野氏は、新型コロナウイルス禍における迅速な対応を促し、住みやすい善通寺市の実現を目指すと述べた。
各種委員会への委員の選任や選挙が行われ、特に新型コロナウイルス感染症対策特別委員会における人事が重要視されている。市民の生活に関わる感染症対策について議論が続けられることが期待される。この日は、最後に議席の変更に関する決議が行われ、会議は閉会に至った。