令和3年6月22日、善通寺市議会の定例会が開催された。
全16名の議員が出席し、会議は順調に進められた。議長の林野忠弘氏は、市民のための重要な議題に取り組む姿勢を強調した。
初めに、会議録署名議員として川向武氏と金崎大和氏が指名され、議事が始まった。次に、議案第2号の善通寺市総合会館条例の一部改正と、議案第3号の善通寺市税条例の一部改正が一括で審議された。総務委員会委員長の山根千佳氏による報告では、総合会館の利用規定を設けるための改正が必要であるとの説明があった。特に、備忘録的に前回の改正が必要な要素を欠いていた点についても言及された。市民活動の場としての利用を促進することが目的である。
また、議案第3号では税条例の一部改正が全会一致で可決された。こちらについての討論は特になく、スムーズに次の議題に進んだ。続いて日程第3では、市道路線の廃止に関する議案も審議された。具体的には、市営鉢伏団地の用途廃止に関わるもので、委員長の牧田嘉己氏は、除却工事の進行状況や今後の跡地利用計画について質疑応答が行われたことを報告した。公園の駐車場として活用する案が、特に注目された。
その後、善通寺市子ども・家庭支援センター条例の全部改正および物品の購入に関する議案が上程された。真鍋範子氏による報告では、子どもライブラリーの設置や駐車場整備に関する進捗が説明された。駐車場の確保は住民の利便性にも寄与することから、期待が寄せられている。この案件も全会一致で通過した。
議案第5号では、善通寺市固定資産評価審査委員会の委員の選任が提案され、市長の平岡政典氏が後任として渡邊公照氏の選任を説明した。特に、辞職する前任者を尊重した選定であることが強調された。こちらも異議なく承認された。
最後に、国立病院の機能強化を求める意見書についての提案があり、大平達城氏が新型コロナウイルスの影響を受け、病院機能の強化が必要であることを説いた。意見書は可決され、今期の定例会は閉会となった。議長からは、参加議員への感謝が述べられ、特に積極的な議論を評価する発言があった。