令和元年の6月に開催された善通寺市議会では、重要な議題が数多く取り上げられた。
この定例会は、善通寺市が地域の課題解決に向けた取り組みを総括し、議論していく重要な場である。議会ではまず、会期の決定が行われ、会期は7月4日までの14日間とすることに異議が無く決定された。
次に、議会録署名議員の指名が行われ、真鍋範子氏と安井一博氏がその役割を担うことが決まった。その後、過去の会議での活動報告が行われ、各種の表彰状伝達も実施された。特に、内田信吾議員や氏家寿士議員が長年の服務に対して特別表彰を受けた。受賞に際して、寿賀崎久議長は市議会を代表し「心よりお喜び申し上げます」と述べた。
市長の平岡政典氏は、市政報告の中で、一般会計の実質収支が約5億7214万円の黒字になる見込みであることを明示した。人事行政では、一般行政職、土木職等を含む複数の職員採用試験を予定していることを発表した。
特に議案第1号で提出された令和元年度一般会計補正予算(第1号)では、特に観光地域づくり推進事業の拡充が重要なポイントとされている。この補正予算には、国の地方創生推進交付金の交付決定を受けたもので、合計で2,500万円の追加措置が取られることとなる。市民により良いサービスを提供し、地域経済の活性化に寄与する取り組みが期待されている。
さらに、いくつかの条例案も審議され、特に善通寺市・琴平町・多度津町共同の学校給食センター設置条例については、今後の運用開始に向けた進展が求められる。この条例は、より良い教育環境の提供を目指している。
また、地域課題として、国に対する消費税増税中止を求める請願が提案され、これも今後の重要な審議事項として位置付けられた。市長は「低所得者や子育て世帯への影響を考慮し、地域での消費喚起を目指している」と強調した。
今回の議会は、各議案がスムーズに審議されることが期待されている。市としての活性化策を実行することにより、より良い地域社会の実現を目指す姿勢はしっかりとしたものとみられる。