令和元年6月18日、総務分科会が開催され、令和元年度西条市一般会計補正予算(第2回)に関する審査が行われた。
総務分科会では、歳入歳出の補正と地方債の補正が主な議題となった。特に、非常に重要な議題として取り上げられたのが防災の強化に向けた予算計上であり、これは地域の安全確保に直結するものである。
議案第2号に対して、まず城戸委員が防災ひろば設置の経緯と予算の根拠に関して質問を行った。これに対し、危機管理課長の森本素史氏は、地域の住民とのワークショップを経て、正式に地域活用が決まったと説明した。また、予算は緊急防災減災対策事業債から充てられる予定であると述べた。
さらに、青野委員が工事請負費に関する具体的な内容を問いただす場面も見られた。森本危機管理課長は、防災ひろば整備にあたり、不陸をなくし平地にし、真砂土を使用する計画を説明した。加えて、利用者の飛び出し防止のためにフェンスを設置することも明言した。
一方で、災害時に避難が予想される住民範囲と世帯数については、JR予讃線の北側エリアにある約580世帯が対象となるとされた。これに関連し、住民との協議の結果を踏まえた進行状況が重要なテーマとなっている。
議事は続き、青野委員は「森林環境譲与税」や「介護保険低所得者保険料軽減事業費」についても質問を重ねた。特に、森林環境譲与税については、温室効果ガス削減や災害防止のための役割が強調され、その活用策が求められた。
委員たちからの活発な質問と議論が交わされ、地域防災の強化や新たな施策への対応が市の行く末に与える影響について、意見が集約される重要な会議となった。会議は11時47分に終了した。