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四国中央市議会、令和6年度予算432億円全会一致で可決

四国中央市議会は令和6年度一般会計予算432億円を全会一致で可決した。選挙公報の導入や名誉市民の選定も議論に上がった。
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令和6年3月21日、四国中央市議会は第1回定例会を開催し、重要な議案について審議される。

この日の主な議題は、43件の議案と2件の特別会計予算の承認である。中でも、議案第2号では「選挙公報の発行に関する条例」が初めて提案され、大きな注目を集めた。選挙管理委員会の中での協議を経て、短期間での対応が可能となったため、本条例を制定した背景とともにその意義が議論された。

さらに、議案第27号は令和6年度一般会計予算に関するもので、全体で422億6,000万円の予算が計上される。市民からは小中学校屋内運動場の空調設備整備事業に対しての質問もあり、熱中症対策として必須であるとの回答があった。特に、避難所機能の強化が求められており、必要なバックアップ電源の整備についても言及された。

議案第28号では国民健康保険事業特別会計も議題に上がり、物価高騰が市民の経済に影響を与えている中での、保険料の見直しが求められることもあった。また、議員からは生活を守る視点で新たな施策の導入が必要と強調される場面も見られた。

その後、名誉市民の選定に関しても審議され、井川俊高氏が候補に上がっているとの報告があり、議会の同意を得る必要があるとの説明があった。最終的に、当日の議案は全員一致で可決され、議会の活発な議論が印象的であった。

また、議員からは教育厚生委員会に提出された附帯決議に関する質問も飛び交い、透明性の確保や市民の理解を得るためにさらに説明が求められる事が確認された。市長は、今後の市政運営に対して議員の意見を反映させる意向を示し、議会の協力を願う旨の挨拶を行った。

これにより、四国中央市はこの定例会を通じて、今後の施政に向けて重要な決定を下したことになる。市発足20周年を迎えるにあたって、行動計画と共に市民に寄り添う施策を進めることが期待される。

議会開催日
議会名令和6年第1回四国中央市議会定例会
議事録
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