令和元年6月19日、臨海地域振興整備分科会が開催された。
この会議では令和元年度西条市一般会計補正予算(第2回)について審議された。補正内容は主に歳入歳出予算の補正に関連しており、特に港湾建設費に関する議論が注目された。
議案第2号では、歳出における「港湾建設費」について詳細な説明が求められた。堀江幸二委員は、東予港複合一貫輸送ターミナル整備事業に関し、約3億4500万円の負担金について質問した。豊田茂港湾河川課長は、事業内容を明らかにし、これには国が実施する直轄事業の負担金、港湾環境整備事業に係る負担金、港湾改修事業、および公共継ぎ足し事業が含まれると説明した。
具体的には、航路の浚渫を行い、暫定供用を開始した航路を150メートルから190メートルに拡幅する工事が進行中である。また、航路の埋没対策に関する調査費用、緑地整備のための用地買収費、臨港道路の舗装工事費用、及び埠頭用地における舗装工事が行われる。
この補正予算は、西条市の港湾の利便性を高め、地域経済の振興に寄与する目的がある。議論の末、委員会はこの件に関する提案を全体として承認する方向に向かっている。
今回の会議は短時間での開催であり、重要な論点に絞って効率よく進行された。このように迅速かつ効果的な予算運用が求められる中で、今後の具体的な実施過程に関して、引き続き関係者間での協議が必要であろう。