令和元年6月18日に開催された産業建設分科会では、一般会計補正予算についての議論が行われた。
この会議では、議案第2号「令和元年度西条市一般会計補正予算(第2回)」が中心議題となっている。この補正予算には、農林水産業費、商工費、土木費に関する歳出が含まれている。
特に農林水産業費に関して、高橋修平林業振興課長は、山間部の80ヘクタールを整備する「水源の森整備事業」について報告を行った。その中で、「市内700ヘクタールを目標に間伐を行っていく予定である」と述べ、進捗状況を説明した。発言によると、平成26年度から続くこの事業は、特に谷川水系の間伐が今年度も継続されることが決まっている。また、整備の予算額が昨年度の約1,000万円から4,162万円に上昇した背景も話された。
加えて、森川耕次農林土木課長は、「加茂・角野線の計画期間は、45年間として進捗率は86.4パーセントである」と述べた。相対的に新居浜市に関しては、進捗が46.7パーセントであることが報告された。議論では、林道整備の重要性も強調された様子がうかがえる。
商工費に関連する質疑では、田中剛農水振興課長が漁港の改修計画について説明し、「河原津漁港について、老朽化が進んでおり、国の補助事業を活用して改修工事を行う予定である」と述べた。この工事は令和4年度までの計画とされ、地域の水産業振興に寄与する意義があるとされる。さらに、アウトドア活動拠点施設管理運営費に関する議論では、電気料金や水道料金が指定管理委託料に含まれていないことに対し、委員から改善の要望があった。
そのほかにも、都市公園に関連した整備事業が進捗状況を報告され、公園のバリアフリー化が優先されることが説明された。また、喜多川朔日市線の用地進捗率が59.4パーセントに達したことについても質疑があり、用地交渉が進められていることが確認された。
この会議においては、補正予算の具体的な配分や進捗状況に関する詳細な議論がなされ、市政運営の透明性向上に向けた取り組みが引き続き強調されている。